75日目 (エジプト10日目)
夕方になりました。
ルクソール神殿に行くためにホテルの外に出ました。ホテルからもう少し南に行くとお土産屋さんのアーケードがあるとガイドブックに載っていたので見に行きましたが、全部閉まっていました。潰れてしまったようですね。
ホテルの前からCareemを手配。
カリームの運転手から手配後電話がかかってきて、どこにいるか聞かれたのでソネスタと言うと遠いから無理とキャンセルされました。
地図で見ていたら別に遠いところにはいなかったのですが意味がわかりません。
もう一度、別のCareemを手配すると、こちらに来ているようですが、地図の車マークと反対方向から車が来ました。車のGPSがおかしい。私が車を見つけたので近づいていったのに、車は発車し去っていきました。
Careemの運転手は全然お客を探そうとしません。すぐに運転手側からキャンセルしてくるし、すぐ電話かけてくるし、今まで別の国で使っていたUberとは少し違います。
アプリでピックアップの場所と行き先を指定しているのに、電話で同じことを聞いてきます。配車アプリの良いところはそういうのがない所のはずなのに。
2回も車に乗れなくて腹が立ったので、歩いて行くことにしました。ルクソール神殿までは30分もあれば着くはず。
ソネスタのある通りから少し歩くと、ナイル川沿いに出ます。ナイル川沿いは夕暮れ時もきれいでした。
ナイル川沿いを歩いていると、斜め後ろからおじさんが近づいてきて、「ハロー、また会ったね。君の泊まっているホテルの従業員なんだけど今仕事が終わったんだ。着替えて帰るところだよ」と言ってきました。
あんな人いたっけ?って思ったんですけど、いたかもしれないしなかったかもしれない。全く記憶にないです。
で、このおじさんに騙されました。
お土産を買うんだったら、ガバメントマーケットに行けばいいよ、3階建ての建物で何でも売ってる、スークの半額だし安い(昼の勝手に案内おじさんも同じこと言ってたな)。今から僕もスパイスを買いに行くから一緒に行こう。ガバメントマーケットに行った後にルクソール神殿に行くといいよ。と言われ、何でこんなのに騙されたのかわかりませんが一緒に歩いてしまいました。
私が人の顔を覚えていなかった後ろめたさか、警戒することに疲れたか…
なんかいろいろ話してきて、ガバメントマーケットにはパピルスやスパイス、香水、ピアス何でもある、とか、家族の写真も見せられました。
イングランドに3年住んでて、と言っていますがこれは絶対嘘でしょ。イングランドに3年いてこんなに訛った英語な訳がない。
エジプト人が話す訛りの強い英語です。
近いように言ってきたのにすごく遠いです。ここかと思った建物は教会でした。
橋の横にある質素な建物がガバメントマーケット。ここ、昼の勝手に案内おじさんもこの建物に入ろうとしてた!無視して私は入らなかったんですけど。
わざわざ来たので入ってみました。
中には暇そうな店員さんたちが座っています。お客さんがいないから仕事がないんでしょう。
自称ホテル従業員のおじさんは、私をここまで連れてきて、店のおじさんに私を引き渡した後、座ってタバコを吸っていました。
スパイス買うって言ってたよな?
1階はパピルス、2階はいろいろあって置物、スパイス、香水、ニセモノブランド品等、3階は行きませんでしたがたぶん服だと思います。
全然売れてる感じがしなくて、商品にも埃かぶってるし買う気にならないですね。
1階は説明の人がついてきましたが、2階は誰もついてきませんでした。
2階を見て、1階に降りて出口へ向かおうとすると自称ホテル従業員が一緒に出てきて「チップ…」と言っていますが、「Thank you(よくもだましてくれたな)」と言って立ち去りました。
私の他には1組の観光客がこのガバメントマーケットにいました。たぶん誰かに連れてこられたんでしょうね。
客を連れてきて、客が何か買えばいくらかもらえるんだと思います。
勝手に案内おじさんも中に連れて入りたそうにしてたので。
ルクソール神殿の入口から遠いところまで来てしまい疲れました。
また馬車のいるところを通ってルクソール神殿に行かないといけない。やっぱり徒歩は危険だったか。
命の危険とかではないけど、変なやつが多い。
ルクソール神殿に入る前の道路で、今度は若い子が「僕は君の泊まっているホテルの従業員で、今仕事が終わって着替えて帰るところだよ」って、お前もか!
嘘なので気をつけてください。
今回は無視してルクソール神殿に行きました。
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